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誘いの断り方100選 11~20
【これだけあればどれかは使えるだろ!】

さて、前記事の続きでございます。
前記事の中には気に入った断り方を見つけられなかった方、気に入ったものがあったけど「まだまだ断りたい」というわがままBODYな方、今回もたっぷりと断り方を学んで行って欲しい。
多くの断り方に共通して大事なのは、「行きたいのに行けない感」をきちんと演出することだ。
嫌われてもなんともない、あまりにしつこすぎる相手に関しては別だが、角を立てずに穏便に済ますにはこの心構えが必要となる。
これをうまく演出できれば、嘘を疑われることもないだろう。
あまりに大げさすぎても煙たがられるので、適度にアピールしよう。
それでは、「誘いの断り方100選 その11~20」をご覧あれ。

※ここに書かれた断り方を用いたことで血を見るような悲惨な結果になったとしても私は責任を負えませんので、各々が自己責任において慎重に誘いを断ってください。

11.病院の検査があるから

この間病院に行って血液検査(またはMRIまたはレントゲン)を受けたんだけど、再検査になっちゃって、その日に病院を予約しているんだ。
と言って相手に納得してもらい、誘いを断るやり方だ。
この言い訳に「うるせぇ!行こう!」などと、ワンピースのルフィみたいなことを言ってくるやつはほぼいない。
ただ単に「体調が悪い」などと言うよりも、設定が細かくて信憑性を持たせることができる。
このように不幸な理由を使うメリットとして、あまり相手に突っ込まれたり嫌われたりせずに断れるからというのがある。
人の不幸な出来事に首を突っ込んでくる人は少ない。
また、ハッピーな理由で誘いを断る場合には、誘いを断られて面白くないところに、さらに羨ましいという感情まで発生して、憎しみに変わることがあるが、そんなこともない。
ただたまになんにでも首を突っ込んでくるおそろしくデリカシーの無い人もいるので、一応の設定は考えておこう。

12.スープの仕込みがあるから

ラーメン屋などの飲食店を営む人専用の必殺断り法だ。
人気のラーメン店が朝早くから魚介や豚骨でスープの仕込みを頑張っているという事実は、国全体がラーメン激戦区と言っても過言ではないここ日本では、ほとんどの国民が知っている事実である。
「ああ、生き残りをかけて必死なんだな。誘っちゃって悪かったな。」と相手に思わせることさえできる。
サラリーマンが使うと、副業を会社にチクられて会社での立場が悪くなるのでおすすめしない。
後日、豚骨の香りがする香水をつけてその人に会えば、信憑性を増すことができる。

13.実家に帰省するから

これはお盆や年末から正月にかけて特に効力を発揮する断り方である。
だるいんですけど、この時期くらい実家に帰って顔見せないと、さすがに心配するんで」とか何とか言って、親孝行を装いつつ断ろう。
デメリットとして、実家に帰省しているということになっているので家から出にくいということが挙げられるが、家でごろごろと過ごしたい人にはもってこいだ。
正月なら食料とゲームを買い込んでハッピー寝正月をエンジョイできる。
嗚呼、年越しにワクワクしていたあの頃に戻りたい!

14.「誕生日があるから」

これはものすごく曖昧に理由を述べて、詳細は相手にゆだねるという手法を用いた断り方だ。
誕生日を家族や恋人と祝うのかもしれない」「誕生日には人と会ってはいけないという謎の宗教に入信しているのかもしれない。
などと相手のことを慮ってくれる相手に使おう。
誕生日があるから何なの!?」と突っ込んでくる相手には使えないが、この方法のいいところは嘘にならない点である。
誕生日は誰にでもあるから嘘じゃないし、あとは勝手に相手が事情を妄想してくれる。
相手を選んで適切に使おう!

15.彼氏 or 彼女と出かけるから

クリスマス前後などの恋人と過ごすことが優先される時期に特に使える言い訳だ。
「表参道のイルミネーションを見に行くんだぁ。」など、細かい設定をちょろっと話すと信憑性が増す。
ただし、誘いを断ったことでなく、恋人がいるということ自体を恨んでくるシングルや独身の人もいるので注意。
また、本当は恋人なんていないのにこの言い訳を使うと、なんかすごくむなしくなって死にたくなるので、心を強く持つことが必要となる。
明らかに恋人いないような人が使うと、あっさりと嘘がバレる上にかわいそうなものを見るような目で見られる。

16.警察の事情聴取があるから

交通事故の事件の目撃者として、調書を取らせてほしいと警察に言われていて、その日は朝から警察署に行かなきゃいけないんだ
などと、架空の事件をでっちあげて自分がその目撃者となる断り法である。
警察に協力して日本の治安に貢献するという大義名分があれば、普段はしつこく誘ってくる相手でもあっさりと引き下がってくれる。
ただし、連続爆破事件や雪山山荘連続殺人事件など、あまりにスケールのでかい事件をでっちあげてしまうと、当然ニュースでは報道されていないので怪しまれる。
また、たいていの場合は、どんな事件を目撃して現場はどんな様子だったのかを興味津々で聞いてくるので、細かく設定を決めていく必要がある。
小倉優子(ゆうこりん)のコリン星程度のあまあまの設定で行くと、矛盾点を突かれて簡単にウソがばれる。

17.万引きして捕まってしまったから

上記の、事件の目撃者となる断り方の応用・進化バージョンだ。
自らが事件の主犯となり逮捕され、約束の日に警察に拘束されることで、誘いを回避する。
たいていの場合は約束日当日だけでなく、何日間も拘束されることになる。
被害者や自分の家族に迷惑をかけるし、仕事もクビになるかもしれないという、ハイリスク・ローリターンの技である。
使うな!

18.子供を預かってもらえないから

小さなお子さんのいる主婦が使うとかなりの防御力を発揮する技である。
たった数時間自宅に一人きりにした子供が亡くなったニュースの音声などをBGMとしてサブリミナル的に流しながら使うとGOOD!
子供がすでに大学生だと知られている人が使うと超絶過保護だと思われるので、やめよう。

19.宇宙の声がささやいているから

宇宙の意志が自分に『行くな!』と語りかけてくる」と豪語して、誘いを断る方法である。
例えば、会社で社長のような権力者に逆らう平社員はいない。
同じように、神様のような絶対的な権力者に、人類ごときが逆らうわけにはいかないのだ。
ただ、実際にこの断り方を使うと、宇宙の意志や神様がどうこうというよりも、「あ、この人やばい感じの人だ!あんまり来て欲しくないな。」と相手に思われて誘い自体がなくなる。
ローマ法王のような、宇宙の声が聞けてもおかしくないレベルに威厳のある人物でないと使いこなせない技である。

20.嫌いなヤツと一緒に過ごす暇はない

人生は有限であり、嫌いなヤツと一緒に過ごすような無駄な時間はない」ということをはっきりと相手に伝える防御を無視した攻めの断り方だ。
これを使うと相手にかなり嫌われること間違いなしだ。
もちろん、こんなことが言えるような人ならわざわざ断る理由をググってこんなインターネットの最果ての地にある当サイトへ訪れることはないだろう。
しかしあえてこれを書いたのは、誘いを断るには「相手に嫌われる可能性」を多かれ少なかれ受け入れなければならないからだ。
何でもOKしてしまって、約束の日に近づくにつれて後悔する」ということを繰り返している、いわゆる「断れない人」には、この「嫌われる覚悟」が全くできていない人が多い。
もちろん嫌われる可能性を極限まで低くするための色々な断り方というのはあるのだが、もしどんな言い訳を頭で考えてみても実際には断ることができない人がいたら、まずはこの覚悟を持つことから始めてみて欲しい。

to be continued まだまだ続くよ!

誘いの断り方その11~20」いかがでしたでしょうか?
え?またクソみたいな断り方ばっかり紹介しやがって!このゲロ豚野郎が!」ですって?
まぁ落ち着いてくださいよ、「100選」なんであと80個もありますから。

ちなみに今回ご紹介した中で私が一番好きな断り方は、16番の「警察の事情聴取があるから」です。
私は過去に実際に交通事故の目撃者として事情聴取を受けた経験がありまして、調書を作るために警察署にも呼ばれました。
かすり傷程度の当て逃げ事件なのに、合計で6~7時間くらいは証言のために時間を割きましたね。
で、寸志(捜査協力費)として3千円いただきました。
街の治安のために協力するのは悪い気分ではなかったですが、正直、割に合わないと思いました。
頼んでもいないのに犯人の裁判の経過が裁判所から送られてくるし、検察からも電話があって何もしてないのにドキドキしたりしました。
あ、語っちゃってすいません!
それでは、次の記事「誘いの断り方100選 21~30 【これだけあればどれかは使えるだろ!】」でまたお会いしましょう。
あでゅ~!