アルゼンチン産はちみつは安いけど安全性はどうなのか業者に聞いてみた
アルゼンチン産はちみつって安いけど安全性はどうなの?
この記事をご覧の皆さんは、まずは中国産のハチミツに不信感を持ち、中国産以外で安くて安全なハチミツを探し求めた結果、アルゼンチン産のハチミツに辿り着いた方が多いと思います。
そして、アルゼンチン産は安いけれど、アルゼンチン産のハチミツは中国産のハチミツと比較してどうなのだろうか?
もしかしてアルゼンチン産のハチミツも危険で、中国産の代わりに購入するというのは本末転倒なことなのではないかと、疑問に思っているのではないでしょうか?
この記事では、昔私が全く同じことを疑問に思い、中国産やアルゼンチン産のハチミツについてハチミツ販売会社に問い合わせてみた結果なども含めて、アルゼンチン産のハチミツの安全性などについて解説しています。
中国産を避けていることから、皆さんはすでにハチミツに関して一般人よりも一段上の知識をお持ちだと思いますが、中国産の次に安価なアルゼンチン産のハチミツに関する知識も身に着けておくことは、この先の人生にきっと役に立つと思います。
3分もかからずに読めますので、是非一度この記事に目を通してみてください。
アルゼンチン産はちみつの安全性についてハチミツ製造会社に問い合わせてみた
私もかつてアルゼンチン産ハチミツの安全性について悩み、ハチミツを販売している有名な会社に片っ端から問い合わせてみたことがありました。
やっぱりハチミツのことはハチミツを取り扱っている会社に直接聞くのが一番だと考えたからです。
仕事で毎日8時間以上ハチミツと関わっていますし、顧客の様々な疑問に答えるためには相当な知識が必要なはずですから、ハチミツに詳しくないわけがありません。
問い合わせた内容は以下の3つです。
・中国産はちみつの安全性について
・アルゼンチン産はちみつの製造環境と安全性・品質について
・アルゼンチン産はちみつとカナダ産はちみつなどの複数の国のハチミツをブレンドしている理由
それぞれ複数の販売会社さんに問い合わせた結果、どの販売会社さんも真摯に回答してくださり、次のような情報を得ることができました。
1.中国産はちみつの安全性について
まずは基本中の基本(?)である中国産はちみつのリスクから。
しかし、さすがに販売会社さんは自社のはちみつには自信を持っており、「中国産は危険です!買ってはいけません!」などという回答はありませんでした。
どの販売会社からも、
「中国産のはちみつでも厳しい品質検査を通過したはちみつなので、品質に問題はありません」
という回答が返ってきました。
これは確かにほとんどのハチミツについてはその通りだと思うのですが、アルゼンチン産はちみつなど、あまり変わらない価格で代替品がいくらでもある中で、リスクの高い中国産を手に取る気はしない方がほとんどだと思います。
いくら自然の多い省で養蜂・採取されていても、中国では風向きや風の強さによってはPM2.5の計測数値が中国の農村部の方まで「非常に健康に悪い」や「危険」などを示す数値まで上昇していることがよくあります。
工業製品なら初めから終わりまで人間が把握し管理することができますが、植物や動物や昆虫などが関わってくることとなると、人間が介在できない部分も多くなってきます。
検査で本当にすべての不純物が検知・除去できているのか消費者側には分からない以上、代替品が多数ある中であえてリスクをとる理由はないと思うのです。
またそれ以上に怖いのが、なにか不純物を意図的に入れてカサを増したり、質の悪い原料をわざと使用したりして、儲けを増やそうとしている場合です。
中国では会社が組織ぐるみで不正をしていたというニュースが良く流れています。
食品に関して言えば、「地溝油」という、原料を下水から取って造られた食用油などは特に有名で、日本でも大きなニュースになりました。
日本の販売会社さんがいくら誠実であったとしても、中国の会社の狡猾な不正を見抜けないことがあるかもしれません。
実際に中国産ハチミツに不純物が入っていたという厚生労働省の報告も複数あります。
(参考:中国産ハチミツからストレプトマイシン検出、クロラムフェニコール検出)
では、次に中国産はちみつの代わりに購入するハチミツとしての第一候補となるアルゼンチン産ハチミツの安全性について問い合わせた結果をお伝えします。
2.アルゼンチン産はちみつの製造環境と安全性・品質について
中国産はちみつを避けるときに、価格の安さからまず目に付くのがアルゼンチン産はちみつです。
そして味も、私が実際に購入して食べてみた結果、国産の普通のハチミツと比較してもほとんど違いがありません。
そんなアルゼンチン産の蜂蜜の安全性ですが、問い合わせた結果得たのは、
・中国産のハチミツに不安や不信感を抱いている消費者に向けて商品化されたのが、アルゼンチン産はちみつである
・アルゼンチン産のハチミツは品質が良い
・さらに中国産同様に輸入ハチミツは厳しい検査を受けているので安全
・アルゼンチンは農業国のため、広大な牧草地の中で採蜜されている
・大気汚染などの心配はない
・アルゼンチンは南米で最も採蜜量が多い国で、採蜜量が世界で2位の養蜂が盛んな国である
という情報でした。
自分で調べてみても、アルゼンチン産のハチミツに関する悪い情報はほとんど出てきませんし、逆に農業が盛んで自然豊かな国であることや、人件費が安く、特に農産物に関しては低価格・高品質の輸入品が日本に入ってきているという情報がありました。
微細粉塵(PM2.5)に関しても、お隣の国であるチリも含めて、「良い」または「平常値」を示す数値がほとんどになっています。
アルゼンチン産は信頼性が高いことがお分かりいただけたかと思います。
そこで、アルゼンチン産のはちみつをいざ購入しようとアマゾンなどで検索してみると、アルゼンチン産などのハチミツにカナダ・タイ・ウクライナ・ハンガリー・ミャンマー・メキシコ・フランス・スペイン・イタリア・ルーマニア・エストニアなどの他の国のハチミツをブレンドしたブレンドハチミツが販売されていることに気が付くと思います。
なぜ複数の国のハチミツをブレンドしているのか気になったので、この点も販売会社の方に質問してみました。
3.なぜカナダ産+アルゼンチン産など複数の国のハチミツをブレンドしているのか
各販売会社さんのお話をまとめると、アルゼンチン産にカナダ産などの複数の国のハチミツをブレンドしているのは、以下の3つが主な理由のようです。
1.日本人に厚く信頼されているカナダ産のハチミツは高価なため、アルゼンチン産などのハチミツとブレンドすることで購入しやすい価格に抑えている
2.複数の国のハチミツをブレンドしているので、万が一不作の場合でも安定供給することができる
3.海外の蜂蜜は独特な味の物もあるため、日本人の好みに合うようにブレンドして味を調整している
やはり世界一の環境保全国であるカナダのハチミツは人気のようですね。
安価にカナダ産のはちみつが含まれた商品を供給する目的で、ハチミツをブレンドしているところもあるようです。
「カナダ産」というブランドを付加する目的もあるのかもしれません。
カナダと比較するとアルゼンチンは日本人にとってあまりなじみがない国のため、購入に二の足を踏んでしまう方も多いでしょう。
アルゼンチンもカナダに劣らず自然が豊かな国なのに、知らないというだけで低価格・高品質のハチミツを避けてしまうのはもったいないことです。
次に安定供給の面ですが、蜂蜜の採蜜量は天候や気候に大きく左右されます。
蜜源となる花の成長具合が変わってくるためです。
また、近年ではミツバチがストレスを感じ、突如いなくなったり採蜜量を減らしたりする事件が起き、日本のテレビ番組などでも取り上げられています。
そういった不確定事項に対応するために、複数の国の原料を使ったブレンドはちみつを製造しているという事情があるようです。
最後に味の調整に関してですが、私は今まで数多くのハチミツ商品を試してきましたが、確かに国によってハチミツの味も食感もかなり異なります。
特にヨーロッパのブライトザマーのはちみつや、ニュージーランドのマヌカハニーなどははっきりと違います。
そういった味の違いを修正し、日本人の好みに近づけるためというのも、理由の一つであるようです。
アマゾンで購入できる安くて美味しいおすすめのアルゼンチン産はちみつランキング
最後に、私がいろいろなハチミツを試してきた経験から、本当におすすめできる低価格・高品質のアルゼンチン産ハチミツをご紹介したいと思います。
よろしければ参考になさってください。
第1位:日新蜂蜜 純粋アルゼンチン&カナダ産はちみつ 720g
第一位は、日新蜂蜜の、
「日新蜂蜜 純粋アルゼンチン&カナダ産はちみつ 720g」
です。
既に説明した、カナダ産とアルゼンチン産のブレンドはちみつです。
日新蜂蜜は品質の良い蜂蜜商品を多数取り扱っている老舗です。
720グラムという日常の食生活で利用するためにはちょうど良い分量で、1グラム当たりの価格がとても安い商品です。
味や食感も、品質の良い国産のものと違いが分からないくらい良いです。
中国産のはちみつを避けたい人に一番おすすめのハチミツです。
第2位:はちみつ専門店【かの蜂】アルゼンチン産純粋はちみつ2.5kg
第2位は、かの蜂の、
「はちみつ 専門店【かの蜂】 アルゼンチン産 純粋 はちみつ PURE HONEY 2.5kg 大容量 完熟の 蜂蜜」
です。
かの蜂は、鹿野養蜂園という養蜂場を持つ老舗のはちみつ業者です。
この ハチミツのいいところは何といってもそのコスパの良さです。
2.5キロという大容量で、1グラム当たりの価格が他のハチミツと比べてもかなり安くなっています。
このハチミツも日新蜂蜜のアルゼンチン&カナダ産はちみつと同じ様に、国産と比較しても遜色ありません。
私のように、ハチミツを日常的に使用する人、記載されている消費期限以内に使い切る自信のある人には、とてもおすすめのハチミツです。
ハチミツの消費期限はかなり長いので、使い切れない人はあまりいないと思います。
また、同じ商品で容量の少ないものも販売されているので、「多すぎる」という方は若干割高にはなりますが、そちらを購入されると良いでしょう。
第3位:カークランド クローバーハニー グレードA 680g×3ヶ
第3位は、カークランドの、
「クローバーハニー680gの3本セット」
です。
カークランドシグネチャーというコストコのオリジナルブランドの商品です。
コストコの商品を会員費なしでアマゾンで購入できちゃいます。
送料を含めてもかなり割安で販売されていることが多く、容器も可愛いのが嬉しい点です。
カークランドのこのハチミツは、アルゼンチン産のはちみつを原料にアメリカで製造されています。
アメリカ合衆国農務省(USDA)のはちみつの格付けで最高ランクのグレードA認定を受けているハチミツなので、品質は保証されています。
おすすめのハチミツ番外編:サクラ印 カナダ産純粋はちみつ 400g
私が今まで一番購入しているであろうハチミツが、加藤美蜂園の、
「サクラ印 カナダ産純粋はちみつ 400g」
です。
加藤美蜂園も昭和22年設立の老舗で信頼出来るハチミツメーカーです。
それに加えてハチミツ製造に世界で最も適していると言っても過言ではないカナダで採れたハチミツということで、一番お世話になっています。
アルゼンチン産も品質に問題がないうえにコスパが良いのでおすすめですが、もう少しお金を出してでも万全を期したい人におすすめのハチミツです。
以上が、今までハチミツを試しに試してきた私がおすすめするハチミツ商品たちになります。
私は普段からアマゾンでハチミツを購入していますが、それはスーパーで中国産以外のハチミツがアマゾンより安く販売されていることがめったにないからです。
アマゾンでは自宅に直接届けてくれるのも非常に魅力的です。
またハチミツに関してシェアできる情報を入手したら、記事にしたいと思います。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。